「ホローさんが、自分の可能性を信じれば、何も不可能じゃない。夜空さんが選べなかった可能性を選ぶ事ができる。詩夏さんが確定してしまった選択をもう一度やり直すことができる」by死神ウォルナッツ

この本はかなり長い日数積読状態でした!ライトノベルの表紙を集めた本を読んでいて(この本の表紙はありませんでしたが)あったのを思い出し読み始めました!

この物語は、死神のナッツ、高校生のホロー、同級生で夢で未来が見えるという詩夏、絶好少女夜空(詩夏のいとこで大親友)を中心に読めば大丈夫。ジャンル的には時間SFになるのかな?

<今回は人物分析>

死神ウォルナッツは、ホローの弱い部分を支える又は行動すべき方向を与える役割(確立の存在)
詩夏は、未来が見える。見た夢(未来)が彼女が未来を翻弄する結果に(未来の分岐)・・・
夜空は、人のこえを(心)を聞く、どこか引きこもりがち?絶交が口癖?

ホロー(小石川幌右)は、今回の騒動に巻き込まれる存在なのだが・・・実は・・・。
オスカーは、ホローが夜空とはじめて出会った川原で拾った猫なのだが・・・実は・・・。

不確定要素がこの物語のキーワードですが、この説明は物語の途中で語られているので読んでみてください。

面白いのはキスすることによって、分岐した日(7月13日)に行くことができる設定が高校生の主人公達の年代にピッタリで面白いし良いと思います。時間SFというと小難しそうですが、色々な意味で優しい物語です。最後の章の実在世界?が白で侵食されていくさまはちょっとゾッとするかな?
この作品を私はオススメしたい物語です。