SFを中心に小説を読んでいます。読後の感想などを書いています。

映画

『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』を観ました!2199を総括

先日観て来ました!

ファンのためのサイトヤマトクルーでは、原作レイプだと盛んに批判している人がいますが、そういうことを言う人はリメイク作品をみる資格は無いと思います。旧作に縛り付けられていればいいんです。

小説や、漫画など原作というものがあるものはわかりますが、新作ごとにその都度創作された「宇宙戦艦ヤマト」は人物関係、様々な適役と地球人が攻撃される間隔、宇宙天文学、SF考証、など良く考えてみれば とってつけたようなエピソードばかりです。ということもありシリーズ通してのキャラの配置を変えたりはありうる事で、全体を再構築したものがリメイク作品であるはずです。

また、今のSFの流行を取り入れたり、旧作1作から2520までのエッセンスを取り入れたり、最新の宇宙天文学を取り入れたり、軍隊のただしいあり方、艦内勤務体制それらを考え直すのもあたりまえだと思います。

一番大事なのは、ヤマトが作られて40周年とのこと、ということは第二次大戦後30年後に放送されたわけです、企画段階からすれば、戦後25年後くらいに企画がハジマったのかもしれません、まだ戦後といっても良い時代です。

そう考えれば、戦後70年たっています、日本も含め世界の常識、風景、社会(女性の社会進出など)すべて180度かわっています。 ゆえに今の常識に合わせないと物語自体も不自然なものになります。テーマも含めかわるのは仕方がないことです。

ゆえにヤマトシリーズは、世界観を再構築する必要があった作品の一つです。 

もし、40年後にまたリメイクされたら・・・艦長は女性になっていたりして、その頃私は生きてないかも知れませんが、時代がそうならそれでいいと思います。

今回のリメイクは、これでよかったと思うのが私の感想です。 2199のテーマは、異星人皆兄弟、共存を呼びかける作品今の時代にマッチしています。旧作は、環境破壊、環境問題ですこれはこれでその時代にあっています。今回良かったのはヤマトがガミラスを滅ぼさなかった事ですね。

次回昨(白色彗星編)があるかどうかわかりませんが、私なりに予測すると、デスラーはもう出ません。出るとすれば新体制になったガミラスの面々でしょう。彼らと交流が10年くらい続き、地球は復興する、その頃ヤマッテの存在を思い出したガトランティスの上層部が 、本体(彗星帝国)をもって地球に侵攻を開始する!時代にそぐわないので特攻シーンのような部分は描かないでほしいです(戦後20年位ならまだしも、現在ではイスラム過激派の自爆テロを連想してしまう方も多いと思うので・・・私自身復活編での大村さんが搭乗した信濃の特攻シーンには感情移入できませんでした・・・私的にはなくてもいいシーンだったと思います、時代にそぐわない事の一つです)。地球、ガミラス連合対ガトランティスそういう話かな?2199でガトランティスの存在は知れているので、テレサも登場しないかもしれません、そうだとしたらストーリーを吟味し新キャラも含め再構築してほしいと思います。

 

宇宙戦艦ヤマト 2199 総括

今回の総括は印象に残ったシーンなどをまとめてみます!

<印象に残った人物>

岬百合亜
真田四郎
ヴァルケ・シュルツ
ヒルデ・シュルツ
グレムト・ゲール
メルダ・ディッツ
ノラン
レドフ・ヒス

<印象に残ったシーン>

メ号作戦で敵陣に突っ込んで行った雪風がエンケラドスで発見されたシーン

次元断層に閉じ込められたシーン(同じく閉じ込められたガミラス艦に遭遇共同で脱出作戦を結構)

ガミラスVSガトランティス(白色彗星帝国?)

次元潜行艇VSヤマト

ギムレー率いる親衛隊が反旗を翻したと思われる惑星を殲滅するシーン(恐ろしい)

第7章でデスラー総統が惑星を脱出し、自らの惑星を地上に残った人民もろとも殲滅しょうとしたシーン、そこでヤマトが地上に落下してきた物体を波動砲にて迎撃その際、逃げる途中で飛ばされ気絶したヒルデ、そこを通りかかったヒスが彼女を助けたシーン

以上

<その他>

いまいち強引過ぎるなと思ったのは、雪と古代の恋愛模様かな?お話を通してもう少しこうなるためのシーンを各話に過程を組み込むべきだったかも。それかまったくそういう部分(恋愛はなしとする)は描かないかですね!かなりオリジナルとは内容が違っているので、ここまでしても良かったかも、私からすると唐突で中途半端、ないほうが良かったかも。

続編はあるのか?サイドストーリー、外伝はあると私は思います、しかし未来へ伸びる続きという意味では考えられないかな?7章で波動砲封じてしまっているしね。ヤマト=波動砲という印象があるので、波動砲がないヤマトは考えにくいし・・・・


 

宇宙戦艦ヤマト2199 第五章 望郷の銀河間空間

先日見てきました、今回はヤマト及びガミラスの内部で起る反乱と開始当初から謎だった部分の一端が明らかになる章と考えていいと思います。

全体的に26話全体において中盤の話である今回の章は、ひと言で圧巻でした。

SF考証もしっかりしていて、現代のSF小説では当たり前になっている、宇宙空間に設置された門(空間を跳躍するための)「プロバビリティシリーズ」や、「彷徨える艦隊」等の超空間移動方法の影響がうかがえますが、多分ヤマト旧シリーズのYAMATO2520の古代宇宙人の超空間の入り口がヒントになっているのでしょう。そしてそれを発展させたものかも!

一番印象に残ったのは、ゲールの決断でしょうか?あまり書くとネタばれになるので控えますが・・・・。

今回の章は非常に書きにくいです。ネタばれすれすれになりかねないのでとにかく観て下さいといっておきます!そのほうが楽しめると思うので・・・。

一つ忘れていました・・・真田副長が詩集が好きだったとは・・・しかも中原中也さんの詩集です。

中原中也さんの詩集を買ってみようと思う人増えるかも知れませんね!なぜ製作者側がこの詩人の作品を選んだのか知るためにも!2199ブームに火がつけば、中原中也さんにも火がつくか?そうすればこれぞ相乗効果というものですね。

DVDが発売されたら再度堪能したいと思います。

宇宙戦艦ヤマト 2199 第三章 果てしなき航海

<感想など>
今回の第三章は一文字で表すと「静」だと思います。
①冥王星のガミラス基地を陥落させた後の静
②ヤマト(地球の宇宙船)が太陽系外へ初めて出たことによるの静
③ガミロイドオルタの存在理由自己への問いかけ・・・内なる静
④次元断層に閉じ込められたヤマト
⑤ガミラスの戦闘機パイロットメルダの置かれた立場

「静」にまつわるエピソード満載です。この章に対する感想でつまらない、退屈という感想を掲示板等で見受けられます。ずっと活劇が延々と続くそれだけだと話は成立しません、物語である以上強弱及び起承転結が成り立たないと完結するまでの流れがまとまらないと思います。静の話の中に後に効いてくるポイントが隠されていると私は思うのです。

今回気になったシーンはシュルツが冥王星陥落後太陽系から逃走したのですが、その後ヤマト撃滅のため新兵器を本星から託され挑むのだが焼け石に水、自滅してしまうことに・・・仕事の合間に娘のホログラムメールを見てニッコリしていたシーンを重ね合わせると悲しくなります。もうこれで彼の娘も出ないのでは・・・との見方もありますが彼女はガミラス本星に住んでるわけです、もちろん心からデスラー総統を信望しているわけですし・・・ヤマトがガミラス本星に最終的には乗り込むのですからその時彼女(征服された民族としての)の心に変化がというシーンでもあれば登場する可能性はあると思います。

そして、現代天文学の最新の発見を早速取り入れていた所、ヤマトがガミラスの攻撃から逃れるべく恒星のフレアのなかを通り越すシーンこの恒星は実際にある恒星で地球と同じ水があるとされる惑星がまわる恒星系です。あらゆる面であたらしい事実を取り入れている2199らしいところのヒトツです。

最後に・・・思わずにんまりしてしまうシーン・・・総統の目の前で冗談を言って他の幹部たちの目の前で消されてしまう幹部が旧作にいましたね、このシーン2199でもしっかりとあります。「総統もそうとう冗談がお好きで・・・」というシーン、対する総統は「ガミラスに下品な男は要らぬ・・・」と返す。

もう一つ、いまひとつ旧作と比べると謎の多い女性として描かれているような森雪ですが、その謎の一端が明らかになりました、1年ちょっとの記憶しかない・・・。私の予想ですが・・・彼女は最初に地球にやってきたイスカンダル人のユリーシャ本人ではないでしょうか?到着したときにすでに記憶喪失していて・・・そんなところでは?

今回鑑賞した部屋はそのシネコンで一番大きな部屋でした、前回までは話題作でしかも全国10館限定の割にはこじんまりした部屋での上映だったのでここでようやく認知度が高まってきてお客も増えてきたのかな?と感じました。

おそらく次の第四章はドメルが出るのかな?次は動(活劇、アクション)が期待できますね。楽しみ!

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プロメテウス

<感想など>
地球の洞窟で発見された壁画・・・解析により人類の起源が明らかになるかもしれない・・・様々な学者達を乗せた探査船プロメテウス号は極秘のうちにその惑星にのり込むのだが・・・・?

そんな感じで始まるお話です。宣伝にもあるように人類の起源は?それが明らかになるのかな?と思い劇場に赴いたのですが。観ていてあれ?あれ?て感じてきました!?そう監督リドリー・スコット監督はあの名作SF「エイリアン」の監督だったのです。もう一つの本質はこのエイリアンの前日譚という側面もあるのです。乗組員で最後に生き残るのはエリザベスとアンドロイドになるのですが彼らはもう一機残っていた異星人の船を拝借し人類の発祥の起源を探る旅に、結局プロメテウスのメンバーが到着した惑星に確かに異星人(外見及び雰囲気は違いますが遺伝子を調べた所人類と一致)はいましたが・・・全滅していたわけです(ただし冷凍の生命維持装置のようなもののなかにいた一人を除いては、おそらく自分達の生み出した生物により壊滅させられたのでしょうそれがエイリアンシリーズのエイリアンへつながる生物と思われます)。あわせてその生物は地球を攻撃するための生物兵器?であったのでは?と言う仮設も出てくる確かに異星人の宇宙船でアンドロイドが見たホロ映像に地球の映像が出てきたのは何を意味するのか?それを考えるとこういう仮説もたつわけです。

この作品についてはもともと「エイリアン」シリーズの続編を創るということを起点としているわけです。
それを念頭において観なければ理解不能でしょう。異星人はエイリアンに出てくる操縦席で死んでいた異星人と符合するし(冷凍睡眠から目覚めたたった一人の異星人が乗った操縦席の形状を観れば一目両全です)。

そしてエイリアンとの初遭遇は人類が自分達の起源を探る旅において出くわした副産物。エリザベスがこの惑星を旅立つ前に地球に送った報告が後のエイリアンへ続く原因になるのでしょう。

そして生き残った彼らが再び人類の起源を探る旅のために宇宙に旅立ったこと、こちらはまた別の話として世界が広がっていくことでしょう! こう考えるとこれはこれでよかったと思います。

「エイリアン」シリーズの続編でもあるのですが2~4は除外して考えたほうが良いかも。R.スコトットのエイリアンとのつながりで考えるべき(あくまでも私個人の見解です)。

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