SFを中心に小説を読んでいます。読後の感想などを書いています。

YAMATO

宇宙戦艦ヤマト2199 第五章 望郷の銀河間空間

先日見てきました、今回はヤマト及びガミラスの内部で起る反乱と開始当初から謎だった部分の一端が明らかになる章と考えていいと思います。

全体的に26話全体において中盤の話である今回の章は、ひと言で圧巻でした。

SF考証もしっかりしていて、現代のSF小説では当たり前になっている、宇宙空間に設置された門(空間を跳躍するための)「プロバビリティシリーズ」や、「彷徨える艦隊」等の超空間移動方法の影響がうかがえますが、多分ヤマト旧シリーズのYAMATO2520の古代宇宙人の超空間の入り口がヒントになっているのでしょう。そしてそれを発展させたものかも!

一番印象に残ったのは、ゲールの決断でしょうか?あまり書くとネタばれになるので控えますが・・・・。

今回の章は非常に書きにくいです。ネタばれすれすれになりかねないのでとにかく観て下さいといっておきます!そのほうが楽しめると思うので・・・。

一つ忘れていました・・・真田副長が詩集が好きだったとは・・・しかも中原中也さんの詩集です。

中原中也さんの詩集を買ってみようと思う人増えるかも知れませんね!なぜ製作者側がこの詩人の作品を選んだのか知るためにも!2199ブームに火がつけば、中原中也さんにも火がつくか?そうすればこれぞ相乗効果というものですね。

DVDが発売されたら再度堪能したいと思います。

宇宙戦艦ヤマト 2199 第三章 果てしなき航海

<感想など>
今回の第三章は一文字で表すと「静」だと思います。
①冥王星のガミラス基地を陥落させた後の静
②ヤマト(地球の宇宙船)が太陽系外へ初めて出たことによるの静
③ガミロイドオルタの存在理由自己への問いかけ・・・内なる静
④次元断層に閉じ込められたヤマト
⑤ガミラスの戦闘機パイロットメルダの置かれた立場

「静」にまつわるエピソード満載です。この章に対する感想でつまらない、退屈という感想を掲示板等で見受けられます。ずっと活劇が延々と続くそれだけだと話は成立しません、物語である以上強弱及び起承転結が成り立たないと完結するまでの流れがまとまらないと思います。静の話の中に後に効いてくるポイントが隠されていると私は思うのです。

今回気になったシーンはシュルツが冥王星陥落後太陽系から逃走したのですが、その後ヤマト撃滅のため新兵器を本星から託され挑むのだが焼け石に水、自滅してしまうことに・・・仕事の合間に娘のホログラムメールを見てニッコリしていたシーンを重ね合わせると悲しくなります。もうこれで彼の娘も出ないのでは・・・との見方もありますが彼女はガミラス本星に住んでるわけです、もちろん心からデスラー総統を信望しているわけですし・・・ヤマトがガミラス本星に最終的には乗り込むのですからその時彼女(征服された民族としての)の心に変化がというシーンでもあれば登場する可能性はあると思います。

そして、現代天文学の最新の発見を早速取り入れていた所、ヤマトがガミラスの攻撃から逃れるべく恒星のフレアのなかを通り越すシーンこの恒星は実際にある恒星で地球と同じ水があるとされる惑星がまわる恒星系です。あらゆる面であたらしい事実を取り入れている2199らしいところのヒトツです。

最後に・・・思わずにんまりしてしまうシーン・・・総統の目の前で冗談を言って他の幹部たちの目の前で消されてしまう幹部が旧作にいましたね、このシーン2199でもしっかりとあります。「総統もそうとう冗談がお好きで・・・」というシーン、対する総統は「ガミラスに下品な男は要らぬ・・・」と返す。

もう一つ、いまひとつ旧作と比べると謎の多い女性として描かれているような森雪ですが、その謎の一端が明らかになりました、1年ちょっとの記憶しかない・・・。私の予想ですが・・・彼女は最初に地球にやってきたイスカンダル人のユリーシャ本人ではないでしょうか?到着したときにすでに記憶喪失していて・・・そんなところでは?

今回鑑賞した部屋はそのシネコンで一番大きな部屋でした、前回までは話題作でしかも全国10館限定の割にはこじんまりした部屋での上映だったのでここでようやく認知度が高まってきてお客も増えてきたのかな?と感じました。

おそらく次の第四章はドメルが出るのかな?次は動(活劇、アクション)が期待できますね。楽しみ!

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宇宙戦艦ヤマト 2199  第二章 「太陽圏の死闘」

<感想など>
観てきました!今回のお話は、地球離脱から冥王星までのお話です。旧作全作品を通して話、人間関係、旧作では説明不測(よくわからなかったこと、足りなかったこと等)を現代の科学、習慣(言葉のアクセントの平板化等、乗組員が艦長を呼ぶとき皆、平板なアクセントです)、現代SFの常識等も加味し作られている作品だなと感じました。

今回印象に残ったのは、冥王星ガミラス基地の司令官シュルツが仕事の合間に、娘からのフォログラムメールを見てにっこりしているシーン、そして木星浮遊大陸司令官(女性)が猫のようなペット?を大事そうに抱いているシーンどちらも・・・・地球にとっては敵ですが彼らも人の親なんだよと言うことを語っているのでしょう?要するに彼らも地球人と変わらないということ。こういうシーンは私の記憶違いでなければ旧作にはなかったかもしれませんね?

ワープの表現が変わったこと、今のSFを読んでいると宇宙を超光速移動する方法の主流は超空間へ突入して短時間もしくは短期間で目的の場所に移動するかたちが主流です。これに近い形を今回のヤマトは取り入れていますね。旧作の表現ににとらわれない所は好感が持てます。

ついに人気キャラの一人デスラー総統が登場します!山寺さんの声合うのかな?と思っていたのですが・・・ぴったりです!たぶんキヤラデザインが旧作と比べると若返ったせいかもしれませんね。一応地球人換算で約32歳と言う設定ですからね。旧作だともっと上に見えますものね。

山本が・・・女性になっている点、それぞれのキャラの性格も多少旧作とは変わってますね。この辺は観て感じてみてください!

ついに太陽系を離脱することになるのですが、ここからは本当に地球人にとっては未知の領域に突入です!数々の苦難を乗り越えていくのがヤマトの物語です。今後の話の展開が楽しみです。

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宇宙戦艦ヤマト復活編 ディレクターズカット

<感想など>
数年前に公開された同タイトル(オリジナルとします)の未公開シーン等を含め追加修正版です、1月に映画として公開されましたが都内新宿でしかもレイトショー、こちらからではとても観にいけない・・・。よってDVD発売まで待ちました。前作では話が唐突にすすみ場面が切り替わるさい話のつながりに違和感を感じた部分も解消されていました。

この作品はもう一つの結末として制作されていた地球滅亡編をもとに編集されています。地球が救われたオリジナルとは違う趣がありますね。続きを制作するとオリジナルで第二部を考えた場合古代達が妻の雪を探しに行く話しでその道程で遭遇する様々な出来事のような話がになるのかな?と想像しました(話が狭くなる可能性があります)。
ディレクターズカットは地球はカスケードブラックホールに飲み込まれてしまったけれど、アマールの月での人類の新たな出発を予感させ、第二部ができるとすればオリジナルよりは話の幅が広がりそうな予感が感じられワクワク感がありました。最後にオリジナルには出てこなかった宇宙船が数隻登場しますこれからみる人はそれも楽しみに・・・。

音響に関して(主砲の発射音とか、ワープ前のピョンピョンと言うような音、旧作での音声に差し替えたようですが)変更しなくても良かったような気がします、17年後の世界で宇宙船の性能もあがっているはずですのでオリジナルの音声のままでよかったのでは・・・基本はSFなのですからクラッシックから少しですが近未来なのですから・・・。

カスケードブラックホールはSUS人の兵器と言う設定のようでしたが、ディレクターズカットの場合は、自然現象と解釈していいのでしょうか?SUS人は自分達の要塞(この世界での本拠地及びそのエネルギー供給源が破壊されてから登場しないので)この点も変更点かな?

どちらでもわからなかったのが、SUS人が地球人を敵視する理由です、たぶん銀河中心部にかつて存在した星間国家と戦ったもしくは滅ぼした際銀河辺境にある地球人の存在を耳にしたからとは想像つきますが・・・(自分達の世界に必要な資源に乏しいので我々の世界にやってきたというのはわかりますが・・・それでももう少し説明があってもよかったかな)

総評としてオリジナルで満足できなかった人は鑑賞する価値はあると思います。

SPASE BATTLSHIP ヤマトを観ました!

公開2日目、期待にわくわくしながら観て来ました!

どういう作品か?宇宙戦艦ヤマト(映画)と、さらば宇宙戦艦ヤマトのコンセプトを足して、各キャラクターの性格、役割等を見直し世界観を再構築して創られた作品です。ゆえにアニメでの役割、性別も含め変わっていて新しい物語に仕上がっています。もちろん日本のCGの技術も上がっているので違和感も無く見ることができます。

①佐渡先生は男性から女性へ変更、但し日本酒が好きと言うこと、相棒の猫のみーくんも一緒に乗り組みます。
②相原(通信班長)は男性から女性へ変更。
③森 雪は生活班・ナビゲーターから、ブラックタイガー隊員へ変更、性格は気が強い。
④アナライザーがロボットから古代が持つ情報端末に変更(但しガミラス本土戦においてお楽しみ有)。
⑤古代の乗るコスモゼロは微妙に変形します。
⑥さらばで活躍した斉藤始(空間騎兵隊)が出ています。
⑦島は結婚しています、そしてアニメで弟だったのが、実子に変更されています。
⑧一番違うのはガミラスとイスカンダルの設定の変更だと思います(デスラーも含めおもい切り変更しています)。

作品は宇宙戦争ものですが、古代をはじめ、個々の人間が成長していく物語に仕上がっていますね。戦闘シーンはあまり期待しない方が良いかもしれません(ダメと言うわけではありません)。

今の日本及び世界の世相を頭にいれて、観にいくと行き詰った今にかぶるところもありいいですね。

人間が演じてるのもあり、各キャラの気もちが伝わってくるように感じました(実写の良い所ですね)。

アニメがアトムやヤッターマンのように漫画チックでなかったのが良かったのかな、実写化では違和感を全く感じませんでした。復活編よりこちらを先に上映した方が良かったかもしれません。

以上鑑賞の際の参考になればと思います。

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